いざ、世界最大と言われるスーク(市場)へ!
午後6時前に大体のお土産の相場も伝統工芸館で把握できたのでいざスークへ(前回記事参照)
マラケシュのCTMバスはどこ?どうやって行く?怖かった体験談も! | トラベラーどっとこむ (travelers-c.com)
本日のターゲットは
・モロッカンスリッパ
・マグネット
・アルガンオイル です。
値段交渉 Case.1
フナ広場側の入口から入り最初見つけたのはモロッカンスリッパ。
人が何とかすれ違える程の幅の通路に店員さんが一人いるので、スリッパを眺めていると確実に話かけられます。
1件目行ったスリッパ屋さんは
室内用は全部60DH(880円)だよ!最安値だよ!
と言ってくる。
たしかに伝統工芸館の相場より安かったですが、まだ1件目なので他のお店が安い可能性が残っているので、一度お店を後にすべく必殺技「後で来るね」を発動。
斜め向かいのスリッパ屋さんに入ったら友人に似合いそうなかわいらしいスリパを発見。値段を聞くと「120DHだよ!」と言われ、前のスリッパ屋さんが安いことを確信。交渉はこんな感じです👇
👤→店員さん 👧→私
👤「120DHだよ!」
👧「え~、伝統工芸館で平均80DHだったし、向かいのスリッパ屋さんは60DHだったよ~」
👤「そしたら、90DHでどう?」
👧「ん~・・・。どうしよっかな・・・。」
👤「いくらがいいの?」
👧「・・・70DH??」
👤「With Smile ? 」
👧「With Smile ??」(なにそれ)
👤「Hahha~!Yes with smile !」「いい笑顔してるから70DHでいいよ~!」
70DH with Smile で交渉完了。
with smile とはただ店員さんが交渉にユニークさ出してくれているだけで、特に何をするでもありません。(笑) 友人へのお土産スリッパ、70DH(約990円)で購入。
値段交渉に対して気持ちが重かったのですが、スリッパ屋さんとの値段交渉が上記のような感じなのもあり、楽しく終了。褒めてくれて気分もいい。(笑)
値段交渉 Case.2&3
ぷらーっと歩いているとスカーフとか民族衣装とかを売っているお店に。
翌日から砂漠ツアーだったので、スカーフあってもいいなぁと思いながらゆっくり歩いていると
何探しているの?民族衣装?これ似合うと思うよ!
と声をかけられます。民族衣装は全く探していないこと。スカーフには興味があることを伝えましたがぱっと見は好みのスカーフはなく気持ちは後ろ向き。店主はそんなの気にせずスカーフを私の顔に巻いていきます。いつの間にか試着させられている状態に。
そういえばさ~僕日本大好きなんだよね。美しい国に国民性もいいし。しかも僕は君にいいバイブスを感じる。次回来たらマラケシュの観光地たくさん案内したいから教えてよ!
とてもフレンドリーでおしゃべりな方で、スカーフを巻いた後もおしゃべりが止まらない。
その人の人柄もあり、試着後の使い心地もよく購入を決意していたのですが、値段交渉に話題が全然いきません。
10分くらい経過しやっとタイミングを見計らって聞きました。以下交渉の様子です👇
👧「これはいくらなの?」
👤「200DHだけど、いくらがいいの?ちなみにこれはコットンで作られているから素材はいいよ。素材も重すぎなくて熱くならないし、いい素材のものなんだ」
👧「100DH??」(値段交渉にも慣れてきたのもあり、SUITというアメリカドラマで一度大幅に値段を下げているシーンを思い出す)
👤「ん~これでどう?(電卓で130を表示してくる)
👧「120は??」
で値段決定!120DH(1740円)で購入!
旅行の時ほど財布の紐が固くなる私にとっては少し割高に感じましたが、不思議なもので仲良くなった店員さんから買ったものは損した!とは一切思わず、ネガティヴな感情は一切出てきませんでした。店主さんと楽しく話すのがスークを楽しむ上で一番大事かもしれません◎
仲良くなったついでに情報収集。アルガンオイルのおすすめのお店を聞くと連れて行ってくれました。
アルガンオイルの店主に紹介する時も、スカーフの店主が
僕の友達なんだ!頼むよ!
と言ってアルガンオイルの店主にバトンタッチ。
いいカモにされている?と一瞬頭をよぎりました。(笑)
私はネットで事前にアルガンオイルについて念のため情報収集しており、以下の情報が私の一つの見極める情報源でした。
・容器はプラスティックよりも瓶に入っている方が保存状態がいい
・全体的にしっかりとしたこぎれいなパッケージは信用度も高い
・色が濃いやつがいい
・アルガン100%かちゃんと確認
4ポイント中「プラスティック容器に入っている事」以外はすべてクリア。店主にそれは保存に問題ないか聞くと全く問題ないとのことで、店主を信じることに。
一本200DH(約2800円)だよ。奥さんが全部一人でアルガンオイル搾っていてね、機械すらも使っていない100%オーガニックなんだ。
と言われ、半額を提示するのも申し訳なくなりましたが、やっぱり得をしたい!!という事で、
アルガンオイル入りリップクリームとセットで130DH(1900円)でどう?と提案しました。
そしたら店員さんが奥で座っている奥さんに「130でもいいかい?」と尋ね、「スカーフ屋さんの友達なんでしょ、いいわよ」という事で了承して頂きました。
カモにされている疑惑が何となく晴れたと同時に、奥さんに確認とらなきゃいけないほどの価格を提示してしまったのかという一抹の不安とちょっと得したんじゃないかという嬉しい気持ちが混じって複雑な感情に。(笑)
帰り際に先ほど買ったスカーフを顔に巻きっぱなしにしていたのですが、それが緩んできてたので「これどうしたら緩くならんの?」って聞いたら奥さんが巻きなおしてくれました。優しい。複雑な感情すべて吹っ飛びました。息子さんも「忍!忍!!」って忍者してきて癒されました。
スカーフもいい感じになり、とりあえず欲しいものは最低限買えたので気軽にぶらぶらしてみることに。
道が次から次に出てきて、帰る方向は秒で見失いました。(笑)
おそらくこのスークで道を見失わないのは不可能に近いと感じるほど複雑!
自分に正直に気になる景色に進んでいたらとてもきれいな景色が。
掃除している少年が移ってしまうと悪いので、一応写真撮っていい?と聞くと案内してくれました。
笑顔が素敵でフレンドリーな優しい店員さん。写真を撮ってくれました。
ランプ買う予定全くないし、買うそぶりを見せていないのに店員さんはやたら親切。
日本のアニメの話とかこの前来た日本人の話とかいろいろとにかくしゃべってくれます。
この辺で気づいたのは、「モロッコの人はシンプルに人が好きなんじゃないか。」ということ
なんも商品を紹介せずに少年ジャンプの話をして「じゃっ」と言って帰そうとする人もいたくらい(笑)
なんだかんだで時間は8時前。ランプ屋さんを出てぶらぶらしていたら、ちらほら店じまいが始まっています。エリアに寄るみたいですが、8時から9時にかけて少しずつ閉まっていくみたいです。
完全迷子だったのですが、ランプの青年にフナ広場までは「まっすぐこの道を進むだけ」と言われていたのでそれを信じて突き進むと、無事最初のスポットへ戻ってこれました。
値段交渉 Case.4
最初の格安スリッパ屋さんで自分用のスリッパを購入しようと思い、スリッパ屋さんへ行くととても喜んでくれました。(笑)
まさか本当に戻ってくるとは思っていなかったのでしょう。
何にしようか悩んでいるのと「ミントティーいる?」と聞かれ、少し驚きながらものど乾いていたので頂きました。(笑)
ミントティーのグラスがガラスで熱いと、ミニミニスリッパをカバーにしてくれました。さすがスリッパ屋さん。(笑)
スリッパ屋さんで座ってミントティを飲み店主と話す。モロッコを感じました。
20分程話していると、、、
👤もうスリッパ無料でいいよ
👧さすがにそれはない!!払う!!
👤いや、いいって。友達でしょ?
👧いやいやいや、私がいい気がしない。(スリッパを口実に後日脅されても嫌だなぁ)
5分程粘って60DH(約880円)で購入。
こんな逆値段交渉ある?と内心思いながらも見事手の内にはまり定価購入。(笑)
相手に無料でと言われるとそのものの価値を払いたくなる人間の性を使った手法なのか、モロッコ人の親切心なのか、、、単純な優しさだと思いたいところですね(笑)
・スークの営業時間:8時~9時頃まで(お店による)
・絶対迷子にはなるので、店員さんに聞くのが一番よし◎
そんなこんなで2日目のマラケシュ終了。
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